菊花石 『堀川純男氏コレクション』
先日、面白い石を見かけたよ。 とある銀行のロビーで展示されていたんだ。 凄く珍しい石だよ! 「菊花石」って言うらしんだ。 岐阜市在住の堀川純男氏所蔵の菊花石展だったよ。 アップで見てみるとこんな感じ。 ホントに菊の花の様だね・・・ んで、「菊花石」って何?って云われても鍋ちゃんでは説明ができないので 以下、ウィキペディアからのパクリでどうぞ・・・ 『菊花石・・・ 母岩は暗色の玄武岩が多い。母岩の色は赤みや青みを帯びた黒、緑、灰色、茶色等。母岩の中に放射状の模様があり、 これがあたかもキクの花に見える。花の色は純白、青、紫、黄色等がある。 花の大きさは直径数cm~20cmが多いが、小さいものは数mmのものから、大きなものでは1mという例もある。 花の形も様々で、基本的には一点から放射状に線が走る模様だが、 線の強さや色合いによっては本物の花弁のような風合いを呈するものや、蕾のように見えるものもある。 とのこと。 菊花石の中でも、最高のものといわれているのが「根尾谷の菊花石」で。地質学的にも重要な事から、菊花石の産地である岐阜県本巣市根尾松田字初鹿谷の指定区域は、1941年(昭和16年)に国の天然記念物、1952年(昭和27年)に特別天然記念物に指定された。この区域での採取は厳しく禁止されている。 したがって、現在流通している菊花石は、特別天然記念物の指定前に採取されたもの、又は指定地域以外で採取されたもので大変貴重なものであるらしい。 では、菊花石はどのようにしてできたのだろうか? 菊花模様の成因とされるアラゴナイトの放射状結晶。 これは母岩に埋没していないもの。この菊花石がどのようにしてできたのかについては、現在でも定説が無い。1941年に天然記念物に指定された当時も、様々な説が唱えられていた。代表的な説としては、 1.玄武岩の中に放射状の割れ目ができ、この中に方解石や玉髄等が入り、花の模様ができたもの、又は方解石が石英等に置き換わった 2.玄武岩の中にアラゴナイト(霰石)の結晶が放射状に現れ、アラゴナイトがやがて方解石、後に石英となった 3.炭酸カルシウムを含んだ火山泥流が海水で冷やされ、飽和状態となった炭酸カルシウムが結晶化した際、放射状の模様となった 4.火山泥流が炭酸を噴出した海底で冷やされ、炭酸と泥流が混じりあって出来た 等がある。一般には前者の2つの説が有力という。 菊に見える模様が方解石又は石英という事はほぼ間違いないが、母岩がチャートや石灰岩のものもあり、この説をそのまま当てはめられないのが実情であるらしい。
by yct3057
| 2010-02-07 20:41
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